施術風景
赤ちゃんのこんな事、気になりませんか?
- いつも同じ方向を向いている
- 頭の形が非対称
- 便秘気味
- 発達の遅れがきになる
- 反りかえりが強い
はじめに
「整体」と聞くと、大人が肩こりや腰痛を治すために通うイメージを持つ方が多いかもしれません。でも実は、生まれたばかりの赤ちゃんにも“やさしい整体”が役立つことがあるのをご存じですか?
新生児や1歳未満の赤ちゃんに整体がどんなふうに役立つのかを、わかりやすくお伝えします。
1. 赤ちゃんも体がゆがむことがある?
出産は赤ちゃんにとっても大仕事です。とくに、狭い産道を通って出てくるとき、頭や首にたくさんの力がかかります。
最近では、無痛分娩や帝王切開など分娩方法が多様になってきました。とても良い選択肢ですが、これらによって赤ちゃんが産まれてくるときに首や頭にダメージを受けることもあると言われています。
そのため、出産直後の赤ちゃんでも、頭や首がかたよっていたり、左右の向きにくせが出たりすることがあります。
2. 発達の「土台」を整える
赤ちゃんは、生まれてから1年の間にものすごいスピードで成長します。
「首がすわる → 寝返り → ずり這→ハイハイ →お座り→ つかまり立ち」
この成長のレールにきちんと乗るには、体が自然に動ける状態であることがとても大切です。
また、生まれつき持っている「原始反射」という動きのクセ(たとえばびっくりしたときに手足をピクッと動かすなど)が、適切な時期におさまっていくことも重要です。
もし体に緊張が強すぎたり、動きに偏りがあると、この「原始反射」がうまく切り替わらず、後の発達(ことばや姿勢、落ち着きなど)にも影響してしまうことがあります。
整体では、赤ちゃんの動きや反応を観察しながら、体の使い方を整えるサポートを行います。
知っていますか向き癖のデメリット
早いと1〜2ヶ月位の赤ちゃんに見られる「向き癖」。お医者さんに相談をしても「様子をみてればそのうち治る」「向き癖と反対側から声をかけてあげて」とよく言われてしまいます。
しかし、子供の成長を考えると、生まれてきて初めて生まれる「左右非対称の癖」ですので、早めに直しておいたほうが、その後の成長に大きく関わってきます。
以下、向き癖によって引き起こされるデメリットをご紹介いたします。
☑①頭の形が悪くなる
☑②うつ伏せで頭を上げられない
☑③股関節の動きが制限される
☑④成長のステップがゆっくりになりやすい
☑⑤授乳トラブル
☑⑥背骨のS字カーブの発達阻害
①頭の形が悪くなる
吸引・かんし分娩が原因になる以外では、どちらか一方に首の動きの制限がある『向き癖』が、頭の形を悪くする大きな原因の一つになります。
②うつ伏せで頭を上げられない
検診などでそのうち良くなるから様子をみてと言われても、一向に良くならず来院される方も多いです。
その場合、現在進行形の向き癖があるか、今はないように見えるけど、以前は強い向き癖があったお子様が大半です。
確かにそのうち良くなるケースもありますが、その条件は一つです。向き癖がなく、うつ伏せでしっかり頭を持ちあげることができ、左右に同じくらい首を回せることです。
以下のような様子はありませんか?
・首は据わってきたにも関わらず、1回のうつ伏せで2〜3分しか頭を上げられない。もしくは、頭を上げてもすぐに床についてしまう
・うつ伏せで後ろを振り向くことができるが、回せる角度が浅い。苦手な方向にも向くこともできるが、すぐに正面に戻すか、体をひねって後ろを向く
③股関節の動きが制限される
首を傾けた方と反対側の足を曲げるという原始反射(非対称性緊張性頸反射 ATNR)の影響で、股関節の動きの左右差にもつながる可能性があります。
当院ではハイハイや歩行に関するご相談を受けることも多く、そのようなお子様は、向き癖やその名残りがあることも少なくありません。
★★★★★★ その他にも以下のようなデメリットもあると考えています ★★★★★★
④成長のステップがゆっくりになりやすい
ゆっくりな成長が悪いわけではありませんが、できるだけ順調な成長を願うのが親心ですね。
うつ伏せで首を持ち上げられることで、首の据わりがよくなり、背筋が刺激されることで筋肉がつき、寝返りや寝返り返りできるようになります。
そして、日中の起きている時間の大半をうつ伏せで過ごすようになってくると、飛行機のポーズを取れたり、ずり這いが始まり、その流れでお座り、ハイハイ、つかまり立ちへと成長のステップを踏んでいくことになります。
また、うつ伏せで頭をしっかり持ちあげられることで視界が広がり、好奇心が刺激されます。
気になる玩具などを触りたい、あそこまで行きたいという気持ちが体を前に運びます。
玩具に手が届いた、そこまで行けたという達成感をも得られるのです。
このように『うつ伏せ』は、体の発達だけでなく、さらなる好奇心を育み、自己肯定感を得られるなど、心の成長にも欠かせないものなのです。
⑤授乳トラブル
授乳トラブルに関しては、お母さんに原因があると思われることが多いのですが、赤ちゃんの向きグセが原因になることは意外に知られていません。
向きにくい側に無理に向けられて授乳しようとしても赤ちゃんは上手く飲むことはできません。上手く飲めないと、お母さんの乳腺炎のリスクも高まります。口腔機能も育ちにくいので、発語や歯並びなどにも影響してくる可能性もあります。
⑥背骨のS字カーブの発達阻害
向きグセがある反対側の股関節の動きに制限が起きることがあります。このことからハイハイの足の動きがスムースにいかない原因とも言われています。
うつ伏せにより、首を上げて上を見ようとする動きにより、首の前湾カーブは出来上がっていくので、向きグセがないほうが、湾曲がスムースに出来上がることにつながります。
背骨のS字カーブはハイハイでほぼ完成するため、一歳までの成長過程はとても大切です。
背骨のS字カーブは大人になってからの運動機能や姿勢に大きく関わっています。
頭の変形に病院では
ヘルメット治療が勧められます
「ヘルメット治療」とは?
赤ちゃんの頭の形(斜め・絶壁など)が大きくゆがんでいる場合に、専用のやわらかいヘルメットをかぶせて、成長とともに丸く整えていく治療法です。
通常は生後4~6か月ごろからスタートし、1日20時間以上かぶることで、数か月かけて形を整えていきます
ヘルメット治療と赤ちゃん整体の違い
🪖ヘルメット治療と👐赤ちゃん整体の違い比較表
比較項目 | ヘルメット治療 | 赤ちゃん整体 |
---|---|---|
目的 | 頭の形を整える(変形の矯正) | 全身の発達サポート・頭の形の自然な調整 |
主な対象 | 中等度〜重度の頭蓋変形 | 軽度〜中等度の向き癖・斜頭・絶壁 |
方法 | 特注の硬質ヘルメットを1日23時間着用 | 手技によるソフトな施術(頭・頚部・体幹) |
開始時期 | 通常4~6か月頃から(遅くても12か月未満) | 生後1か月~可能(特に3か月以降に有効) |
所要期間 | 数か月間(平均3〜6か月) | 数週間〜数か月(発達状況に応じて) |
費用相場 | 約20~50万円(保険適用外) | 数千円〜5千5百円/1回(まとめ払いで割引あり) |
親の関わり | ヘルメット装着管理が必要 | 家庭での抱き方・寝かせ方指導あり |
その他の効果 | 頭の見た目改善が主目的 | 発達支援・自律神経の調整・睡眠改善など多角的 |
📌補足ポイント
☑へルメット治療は「形を外側から矯正」
☑赤ちゃん整体は「姿勢・筋肉・動きから自然に整える」
当院の赤ちゃん整体
安心の施術
こどもの体にやさしい、安心な5gタッチ
乳幼児への施術は5gタッチとも言われ、「トマトが熟れているかを確かめるくらいの圧」「自分のまぶたを押してみて不快でないくらいの強さ」で行いますので安全です。
となりで見ている保護者の方は『こんなにソフトな施術なら、迷わずにもっと早く連れてくればよかった』と言っていただいています。
整体の他に小児はりという特殊な鍼(擦る鍼)を使い、頭や肘から先、膝から先の皮膚を刺激することで赤ちゃんの緊張をゆるめたり、成長を促したりする施術も行います。
施術時間は赤ちゃんに負担の無い範囲と考えており、通常15分前後です。
ホームケア
上の写真は音で顔を向きにくい方向へ誘導しています。
ご自宅でお子様にしてあげられることをお伝えしています。 施術の効果を維持しやすくなる安全で簡単なものばかりです。
是非、取り入れていただきたいです!
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