「睡眠時間を削ってでも、やらなければいけないことがある」
「夜しか自分の時間がないから、つい寝るのが遅くなる」
「眠れなくても、翌日なんとか頑張ればいい」
そんなふうに、睡眠を後回しにしていませんか?
睡眠というと、
「身体を休ませる時間」
というイメージが強いかもしれません。
でも、睡眠にはそれだけではない大切な役割があります。
実は睡眠中、脳もメンテナンスをしていると考えられています。
今回は、睡眠と認知症予防の関係、そして近年注目されている「グリンパティックシステム」について、できるだけわかりやすくお話しします。
睡眠と認知症には関係がある
認知症を予防するためには、
- 運動
- バランスの良い食事
- 生活習慣病の管理
- 人との交流
- 脳を使う活動
など、さまざまなことが大切だと考えられています。
その中で、今回注目したいのが睡眠です。
睡眠の問題と認知機能の低下やアルツハイマー病との関連については、これまでにも多くの研究が行われています。
もちろん、
「よく寝れば認知症にならない」
という単純な話ではありません。
認知症にはさまざまな要因が関係しています。
ただ、
良い睡眠を保つことは、将来の脳の健康を考えるうえでも大切な生活習慣の一つ
と考えることができます。
では、なぜ睡眠が脳にとって大切なのでしょうか?
そこで登場するのが、
グリンパティックシステム
です。
グリンパティックシステムって何?
名前を聞くと難しそうですよね。
簡単に言えば、
脳の中の環境をきれいに保つために働く仕組み
と考えてください。
私たちの脳は、起きている間も休むことなく働いています。
考えたり、覚えたり、判断したり、身体を動かしたり。
当然、脳が活動すれば、身体のほかの組織と同じように代謝によってさまざまな物質が生じます。
そこで注目されているのが、脳脊髄液などの流れを利用して、脳内の代謝産物などの排出に関わる「グリンパティックシステム」です。
イメージとしては、
起きている間に脳が働く
↓
脳の中でもさまざまな代謝が行われる
↓
睡眠中に脳内の環境を整える仕組みが働く
という感じです。
研究では、睡眠とグリンパ系による脳内のクリアランスとの関係が注目されています。
まだ研究が進んでいる段階ではありますが、
「眠っている間、脳は何もしていない」
というわけではないことが分かってきています。
「寝る=何もしない」ではありません
ここはぜひ覚えておいてください。
睡眠中、私たちは何もしていないように感じます。
でも実際には、
身体を回復させる。
記憶を整理する。
自律神経を整える。
そして、
脳内の環境を整える。
そんな大切な仕事をしている時間でもあります。
だから、
「睡眠時間を削って頑張る」
ことが、いつも正解とは限りません。
むしろ、
寝ることも脳の健康を守るための大切な習慣
と考えてみてください。
認知症予防=脳トレだけではありません
「認知症予防」と聞くと、
「計算問題をする」
「脳トレをする」
「新しいことを覚える」
ということを思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん、脳を使うことは大切です。
でも、
脳を使うことだけが脳の健康ではありません。
一生懸命働いた脳には、
きちんと休ませる時間も必要です。
運動する。
栄養をとる。
人と交流する。
脳を使う。
そして、
眠る。
こうした日々の積み重ねが、将来の健康につながっていきます。
「眠りたいのに眠れない」という方へ
ここで問題になるのが、
「寝たほうがいいことは分かっている。でも眠れない」
という方です。
「早く寝よう」
「もっと寝なきゃ」
と考えるほど、かえって眠れなくなることもあります。
そこで大切なのは、
「眠ることを頑張る」のではなく、「眠りやすい身体の状態をつくる」こと。
例えば、
- 朝起きる時間をなるべく一定にする
- 朝に光を浴びる
- 日中に身体を動かす
- 夜遅くまで強い光を浴びない
- 寝る直前まで仕事やスマートフォンを続けない
- 入浴などで身体をリラックスさせる
など、生活リズムを整えることも大切です。
それでも、
「なかなか眠れない」
「夜中に何度も目が覚める」
「朝早く目が覚めてしまう」
「寝ても疲れが取れない」
という状態が続く場合は、「年齢のせい」「仕方がない」と諦めないことも大切です。
えなみ整体院が考える「眠れる身体」
えなみ整体院では、睡眠の悩みを
「眠れないから、睡眠だけを見る」
とは考えていません。
身体が緊張している。
呼吸が浅い。
首や肩が常に力んでいる。
頭が休まらない。
自律神経の切り替えがうまくいかない。
こうした身体の状態が、眠りにくさにつながっていることもあります。
だから当院では、
「眠れる身体をつくる」
という視点を大切にしています。
ブレインリフレクションや頭蓋への施術も、そのための一つです
当院では、睡眠のお悩みに対して、
ブレインリフレクション
や
頭蓋への施術
なども行っています。
ただし、
「頭を施術すればグリンパティックシステムが活性化して、認知症を予防できる」
ということではありません。
そこまで単純に言えるものではありません。
当院が大切にしているのは、
頭や首、身体全体の緊張をゆるめ、呼吸やリラックスしやすい状態をつくり、眠れる身体を目指すこと。
そのための一つの方法として、ブレインリフレクションや頭蓋への施術を行っています。
睡眠は、未来の自分へのメンテナンス
睡眠は、
「何もしない時間」ではありません。
今日一日使った身体と脳を整え、
明日の自分につなげる時間です。
そして、睡眠と脳の健康との関係については、現在もさまざまな研究が進んでいます。
認知症予防というと、
「何か特別なことをしなければ」
と思ってしまうかもしれません。
でも、その前にできることがあります。
まず、今日ちゃんと眠ること。
それも、将来の脳を守るためにできる大切な習慣の一つです。
眠れる身体をつくることから始めませんか?
「眠りたいのに眠れない」
「夜中に目が覚める」
「朝スッキリ起きられない」
「最近、睡眠の質が落ちてきた」
そんな方は、睡眠時間だけを何とかしようとするのではなく、なぜ眠りにくい身体になっているのかを一度考えてみることも大切です。
えなみ整体院では、睡眠だけでなく、姿勢・呼吸・身体の緊張なども含めて、「眠れる身体」をつくることを大切にしています。
良い睡眠は、今日の疲れを取るためだけではありません。
これからの自分の身体と脳を大切にするためにも、睡眠を見直してみませんか?

